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歴史があり、千年の都ともいわれる街・京都。そんな京都を紹介する文化サロン京都通シリーズ「3回で学ぶ〝華麗なる一族〟」が7月8日、大阪市北区のブリ―ゼタワーにある産経新聞梅田オフィスで始まりました。京都観光の企画会社「らくたび」の代表でプロガイド、京都検定一級合格の山村純也さんが「天皇」をテーマに語りました。このシリーズの2回目は8月12日(貴族通)、3回目は9月9日(武士通)を予定している。好評のサロンとあって、午前(11時から)と午後(2時から)の2回行われ、各30人の会員が参加しました。
山村さんは、まず初代天皇である神武天皇から話を始めました。それは、日本書記によって明記されており、山村さんは「神武天皇は大和の国(現在の奈良県)の一部を支配していた豪族にすぎなかった。10代の崇神天皇の代になって地位を確立。14代の神功天皇は卑弥呼だったという説もあり、朝鮮出兵で身ごもっていたにもかかわらず勝利して帰国。安産や戦の神といわれています」と詳しく解説しました。
堺市に前方後円墳があり、関西でよく知られている第16代の仁徳天皇については「人里のかまどから煙があがっていないのを見て3年間税金を免除しました。まさに仁徳のある天皇でした」と説明しました。平安文化を開花させたのは第50代の桓武天皇です。781年から806年の在位中に平城京から平安京への遷都を行いました。その背景について「薬師寺など仏教が力を持ち、政治的に閉塞感がありました。天皇でも物がいいにくい状態でこれを打ち破るため、クーデターのように長岡京に遷都するワンクッションを置いて平安京に都を移しました」と述べました。
平安京初期の創設メンバーとして山村さんは、桓武、平城、嵯峨の3人の天皇の名前を挙げました。そして中期に腕をふるった天皇としては宇多、醍醐、村上の3人をあげ、平安後期の立役者としては白河、鳥羽、後白河の3人をあげました。平安時代の天皇の後ろ盾は豪族や貴族でしたが、鎌倉・室町時代に入ると政権は武士が担います。山村さんは「当初は鎌倉で政治が行われたため東国は鎌倉、西国は鎌倉と天皇家が支配する二重支配体制で進み、室町時代に入ると武士が政権をすべて掌握しました」と語り、政治の表舞台から姿を消したものの、幕府に物をいう実力者であったことも付け加えました。(岩)
山田さんは、まず、参加した会員に「できれば財布を出してください」と切り出しました。山田さんのこれまでの経験によると「赤い財布を持っている人は浪費家の人が多いようです」と話しました。レシートやポイントカードなどをたくさん入れている人もよくないということです。次に山田さんは男性79歳、女性86歳の平均寿命をもとに「あと何年生きられるか」を考えて、支出と収入を精査することを勧めました。そして大切なことは「何をしたいか」を考えること。そして、そのための費用が貯蓄と年金で足りるのかどうかを考えることをアドバイスしました。
次に不安を感じる人が多い医療費について100万円かかっても自己負担は3割で30万円で減額もあるため、実際にそんな負担とならないことを強調しました。高齢者施設についても有料老人ホームは高額となるものの、要介護度が高ければ特別養護老人ホームに入りやすいことを説明し、心配しないように諭しました。
支出と年金による収入と貯蓄を計算。それでも足りない場合は「食費や光熱費などの基本生活費の見直しが必要。身の丈に合った支出管理をして」と呼びかけました。そして、最初に見直す必要があるのは保険料。一例として「月額1万円を支払い、一日入院5000円、手術代10万円の場合、毎年手術と入院をしないと元が取れない。損得を見比べ、その分を貯蓄に回してほしい」と呼びかけました。
最後に会員との質疑応答です。養老保険の運用について問われた山田さんは「保険会社が運用する場合、手数料を取るので自分で貯金をして利息をもらった方がいい」とアドバイス。また、外国債を購入している会員の問いには「例えば500万円の元手で10万円配当を受けている場合、配当に税金がかかっている場合は元金が減っていない。税金がかかっていない場合は、元金を取り崩しているだけなので注意を」と専門家らしい解説で参加者を納得させました。(岩)
ヨーロッパで永年、親しまれているオペラは歌劇とも呼ばれ、多くの愛好者を魅了しています。外国語で演じられるためとっつきにくい分野ですが、知ってみたい。そんなオペラの入門講座は毎回好評です。7月5日、大阪市中央区の大正ロマンが漂う近代建築物の大阪倶楽部でウェーブ産経の「第4回オペラ鑑賞入門」が行われ、約180人の会員が専門家の解説を受け、オペラの楽しみ方を学びました。
講師は関西二期会会員の橘茂さん(バリトン)です。ナビゲーターは関西フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者、太田道宏さんが務め、小梶史絵さん(ソプラノ)、島袋羊太さん(テノール)、金岡優子さん(ピアノ)の3人も出演しました。テーマは「イタリア語で歌う〝愛〟のかたち」。だれもが知っている演題を取り上げ、全員で演じながら、見どころを紹介しました。
第1部で最初に取り上げた歌劇はロッシーニの「セビリアの理髪師」です。金岡さんのピアノ伴奏に合わせ、小梶さんや橘さん、太田さん、島袋さんの4人がお腹の底から絞り出すような見事な歌声を披露。続く、モーツアルトの「フィガロの結婚」の紹介でも橘さんと太田さんは見事な掛け合いで歌劇の見どころを説明。まるで漫才のようでもあり、会員を楽しませました。
なにわ伝統野菜の歴 史や食文化を探求するウェーブ産経の文化サロン「毛馬きゅうりを味わう」が6月29日、大阪市都島区の区民センターで行われ、会 員約60人が「特製・毛馬胡瓜となにわ伝統野菜の旬彩弁当 」を味わいました。
サロンでは、地産地消の食文化の復活と普及を目指している浪速魚菜の会代表の笹井良隆さん(54)が「毛馬きゅうりは体を冷やす効 果があり、苦みと香りが強 いのが特徴 です。重りをつるしてまっすぐ棒状 になるように育てます」などと説明。 また、大阪商工会議所北・都島・福島支部の窪田良一・支部事務局長は「なにわ野菜の伝統が後生に受け継 がれていってほしい」とあいさつしたほか、調理を担当した㈲ 貴重「ごちそうプロデューサー」の広里貴子さんは「毛馬胡瓜と鰻の旨煮は、虎むきしたキュウリを下茹でし、冷水にさらしてだし汁で煮ました。煮すぎると形が崩れるので煮すぎないようにするのがコツ」などと話されました。
「道の駅かなん駅」駅長の阪上勝彦さんは「毛馬胡瓜を作り始めて10年余りになります。道の駅に来て頂ければ畑にご案内します」と販売 している毛馬きゅうりをお土産として配りました。
一行は午後から浄土宗大長寺を訪れ、「心中天網島」の遺書や「巴の紋」の鯉の鱗(うろこ)などを見学しました。次回は7月30日、大阪市中央区で「玉造黒門越瓜(しろうり)」を開催します。
懐かしい歌を歌うと、その時代に心がタイムスリップする。年齢を重ねた人ならなおのことです。好きな歌、聴きたい歌は人それぞれですが、その時代に流行していた歌はその時代に生きた人にとっては親しみを感じるものです。今回のウェーブ産経の体験イベントは1970年代のフォークを歌う「第2回歌声フォークサロン」です。6月27日、大阪市中央区東心斎橋のT・Bホールで、関西を拠点に音楽活動をする下園弘明さんと西口善之さんに出演を依頼。2人のギターの伴奏で、ウェーブ会員が懐かしい青春時代のフォークソングを心ゆくまで熱唱しました。
今年3月に行われ、大好評だったことを受けての〝第2弾〟。参加者は約150人で、年齢は50~70歳で団塊の世代が中心です。中には「前回も来た」という会員が多く含まれていました。下園さんらを囲むように座った会員たちを迎えて始まったフォークサロン。スタートの歌は「遠い世界に」です。軽やかなギターの伴奏に合わせて下園さんが張りのある声を披露すると歌詞カードを手にした会員も口ずさみました。
続いては「岬めぐり」です。この歌を歌った山本コータローは「ソルティ・シュガー」というグループ名だったことを下園さんは説明。「〝走れコウタロー〟でヒットを飛ばしたソルティ・シュガーはメンバーに佐藤敏夫という名前の人がいたからです。ソルト(塩)とシュガー(砂糖)。佐藤(砂糖)敏夫(と塩)」と説明すると、会場は参加者の爆笑を誘いました。
「22歳の別れ」や「なごり雪」、「神田川」など大ヒットした10曲を熱唱し、前半は終了。休憩をはさんで後半に入りました。四角形のステージとあって、後半はメンバーの座る位置を180度変更してのステージ。それまで、お尻を向けていた人の方に向き直り、「卒業写真」や「白いブランコ」、「風」などを歌いました。歌の合間には、下園さんの楽しい会話。ユーモアもたっぷりで、会場を沸かせました。懐かしい歌を歌い、青春時代にタイムスリップした会員たちは、好きな歌、下園さんの楽しい会話に心も癒やされ満足感に包まれて会場を後にしました。きっと、第3回もあることでしょう…。(岩)ウェーブ産経会員におなじみの、文化サロンのシリーズ「京都検定1級合格記者の京都見て歩き 仏像編」が6月25日、大阪市北区のブリ―ゼタワーにある産経新聞梅田オフィスで開催。本紙地方部の園田和洋記者が京都の寺院で見ることができる仏像を通じて京都の魅力を語りました。
前日の24日は、本社で宿直勤務をしていた園田記者は「ワールドカップで日本が勝ち、勢いにのっている」と前評判を覆し、予選を突破したサッカーの話題から入りました。日本中が熱狂した一戦で号外も出たほどだったので、仮眠は十分にとれなかったということです。
まずは、園田記者が担当する企画「新・都名所図絵 京都検定1級合格記者版」の最近のシリーズをカラーコピーを示しながら簡単に説明しました。続いて本番の仏像です。仏像には、如来、菩薩、明王、天部、羅漢、高僧の6種類があります。その中で、如来には東西南北があり、東は「薬師」、西は「阿弥陀」、南は「弥勒」、北は「釈迦」。四方にこの如来を置いた場合の中心が現世にあたるということを図式で説明しました。
そして、広隆寺の弥勒菩薩像と蟹満寺の釈迦如来像について「仏像にはその時代のメッセージがあり、飛鳥仏は宇宙人のような表情で主な仏師は鞍作止利」。観音寺の十一面観音立像と広隆寺の観音像について「白鳳を経て、理想的な天平仏となった」と写真を示しながら解説しました。平安に入ると仏の表情は穏やかで円満となったことを強調した園田記者は「社会が貴族社会になったから」と説明し、鎌倉時代の武家社会に変
遷すると仏像も変わることを写真で紹介しました。仏像も一本の木から作るケースとパーツごとに組み立てる寄木づくりの2種類に分類されることも説明しました。最後に、京都市右京区にある広隆寺はさまざまな時代の仏像が見られることから「いち押し」の寺であることをアピールしました。
講座のあとは、用意された和菓子をいただくお楽しみの時間です。会員は園田記者の余談を聞いたり、質問したりしながら、和菓子を味わい、文化サロンはお開きとなりました。(岩)
上品な和菓子を販売する名店として評判が高い叶匠壽庵(滋賀県大津市)。本社を兼ねる同市大石龍門にある「寿長生(すない)の郷(さと)」をウェーブ会員35人が6月24日に訪ね、懐石料理、和菓子作り、お茶席をそれぞれ楽しみました。当日は、梅雨の間げきを縫うように青空が広がる好天にも恵まれました。緑が広がる山里の景色も一服の清涼剤となりました。
会員は午前10時、東海道線の石山駅に集合。叶匠壽庵が用意したマイクロバスに乗って寿長生の郷へ。約30分で到着しました。昼前となっていたので、まずは腹ごしらえです。初夏にちなんだ「水無月」(料理は下記に別掲載)という豪華な懐石料理を楽しみました。一品、一品、時間をかけて出される料理。味ばかりではなく、器も美しい。1時間40分もかけてゆったりとした時間を過ごしながら食べました。
食事のあとは、和菓子作りとお茶席です。会員は2班に分かれてそれぞれへ。A班はまず和菓子作りです。店の職人で滋賀県から「近江の名工」の称号も受けているこの道45年のベテラン、山川正さん(61)がクズ(葛)を使った「水牡丹」とウイロウの「熟梅」作りに挑戦です。まずは、名工がお手本を示しました。「クズは本葛(ほんくず)を使ってください。葛(1)、水(2)、砂糖(4)の割合で鍋に入れて煮込みます。柔らかくなるまで、練ります。練ったあとは熱いうちに包んでください」とアドバイス。会員たちは、上手に和菓子を完成させ、名工からは「販売できるほどの出来ですね」というおほめの言葉もいただきました。作ったお菓子はお土産用です。生菓子だけに日持ちはしませんが、大切そうにしまい込みました。
次は、茶席です。和室に案内された会員は着物姿の女性からまずはお菓子(ちまき)をいただきました。次はおいしい抹茶をいただき、店で売られている和菓子も買い込みました。おいしい、懐石料理と自分で作った和菓子。美しい山里の自然が残る風景。梅雨なのに広がった青空。すべてが満足できる1日でした。(岩)

ウェーブ産経の文化サロン「妙国寺と堺の伝統産業」が6月21日、堺市堺区で行われ、会員50人が堺事件の舞台となった妙国寺を訪れました。境内にある国指定天然記念物のソテツなどを見学したほか、ガイドから堺事件の概要などを聞きました。
サロンでは、堺市役所展望ロビーで、堺市ボランティアガイドの牧浩子さんと小野勝善さんが堺市の歴史について解説。牧さんらは「全国でも3重の堀を持った前方後円墳は仁徳天皇陵だけ。日本で一番古い街道は竹内街道。夕日の撮影スポットはココ」などと紹介しました。
この後、三味線を扱う「つるや楽器」では練習用の三味線を使って実演&ミニ講習会を開催。サクラサクなどを奏でました。海産物卸の「郷田商店」では昆布
の試食や、職人さんによるとろろ昆布の製造工程などを見学しました。
千利休ゆかりの開口神社を参拝した後、ホテルサンルート堺で、古代倭の大王の権力を思わせる直径40㌢の「倭の王茶碗弁当」を楽しみました。
一行は午前8時45分に大阪市北区梅田に集合。時間通りに全員が集まり、定刻に出発。大型観光バスで一路、淡路島を目指しました。添乗員は高橋弥生さんです。2月生まれなのに弥生さんという高橋さんは元気に1日の予定を車内で報告。心配された交通渋滞もなく、少し早目に島内へ。淡路SA(サービス・エリア)でトイレ休憩を済ませて、最初の目的地の植物館に到着しました。
心配された雨は降らず、蒸し暑い天気。到着
した会員は日傘を手に館内に入り、環境プランナーでデザイナーでもある辻本智子さんが出迎えました。館内を案内した辻本さんは「植物館の名前である奇跡の星とは地球のことです」と話し、展示室に入りました。展示室は一見して白い花が多いことについて、辻本さんが「6月のジューンブライドにちなみ、白い花が多い。クリスマスがある12月も雪のような白い花を展示します」と解説し、咲き誇るアジサイなどを鑑賞しました。
珍しい食虫植物のほか、ランやバラなど館内の植物も鑑賞しました。ひと通り見て回ったあとは、辻本さんが食べることができる植物「キッチンフラワー」について詳しく解説したところで、昼食の時間となり、館内のカフェレストランで淡路産の野菜とパスタなどに舌鼓を打ちました。午後は、第2の目的地「フラワーハウスいきいき」です。同じ、淡路市内。バスで約30分。ここで、係の人は「狙いを定めて切ってください。つぼみの花は咲かない可能性もあるので、花が咲いているものを選んでください」などと説明。会員は笑顔で咲き誇るカーネーション3本を選んで摘みました。
島内で花々を満喫した会員は、一路帰路に向かいます。淡路SAでお土産を買いこんだあとは、たこフェリーに乗船。行きは通った明石海峡大橋を今度は下から仰ぎ見て橋をくぐりました。雄大な橋が眼前に迫り、過ぎてゆく。迫力たっぷりの体験も会員を満足させました。フェリーを降りるとバスは一路大阪へ。ほぼ、予定通りに梅田・難波に到着。誠心誠意の添乗に務めた高橋さんに会員たちは熱い拍手を送りました。(岩)

